「圧力が対話ムードを作り上げた」 米が成果をアピール

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の中国訪問について、アメリカのホワイトハウスは、北韓への制裁と圧力が対話ムードを作り上げたとする論評を出しました。
ホワイトハウスのは現地時間の27日、論評を出し、「中国政府からきょう、金正恩労働党委員長の訪中について説明があった」と述べるとともに、説明の中に「中国の習近平国家主席からトランプ大統領への個人的なメッセージも含まれていた」ことを明らかにしました。
ただ、メッセージの内容は公表しませんでした。
中国が金委員長の訪中を事前には通告せず、公式発表の前に知らせたことになります。
論評は、また「最大限の圧力が北韓を対話に引き込んだ」と強調し、トランプ政権の成果をアピールしました。
金委員長の中国訪問について、アメリカの韓半島問題専門家らは、北韓が中国を後ろ盾にすることで、5月に予定されたアメリカとの首脳会談で交渉を有利に進める狙いがあると分析しています。
さらに、金委員長がロシアを訪問する可能性もあると指摘しています。
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