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米朝接触は順調 「早期非核化」に注目

ニュース2018-04-10
米朝接触は順調 「早期非核化」に注目

米朝首脳会談の開催に向けた米朝間の接触が順調に行われていることがわかり、 非核化に向けた交渉の「包括的な一括妥結」に対する期待感が高まると同時に、具体的な実行方法に関心が集まっています。
大統領府青瓦台の関係者は9日、「米朝接触が順調に行われていると認識している」としており、アメリカのCNNも8日、国務長官に内定したアメリカ中央情報局のマイク・ポンぺオ長官が非公式の情報チャンネルを通じて米朝接触を行っていると伝えています。
米朝間の接触が順調に行われていることがわかり、韓国が提示した「包括的な一括妥結」の実現可能性に対する期待感が高まっています。
「包括的な一括妥結」とは、「非核化」「平和協定」「米朝関係の正常化」などを包括的なロードマップとしてまとめて一括で妥結し、実行に当たっては、米朝が段階的かつ同時に交換し合うことを意味します。
「完全かつ検証可能で、不可逆的な核廃棄」を前提にした一括妥結を強調するアメリカも、段階的実行は避けられないという考えには同意しているもようです。ただ、北韓が時間稼ぎのために交渉を利用することがないよう、非核化の期限を決める必要があるという指摘も出ています。
そのため、米朝首脳会談から60日以内に最初の実務措置を開始し、早ければ18か月以内に非核化を完了する「早期非核化ロードマップ」が具体的な実行方法として浮上しています。
政府系シンクタンク、統一研究院の関係者は、「最短で18か月から2年で、核査察と米朝関係の正常化が可能との分析がある。そのためには米朝首脳会談で、60日以内に非核化、平和協定、米朝関係の正常化に向けた最初の措置を同時に実行するという内容を盛り込んだ南北米による平和宣言を発表することが必要だ」と指摘しています。

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