韓-スロバキア 青瓦台で首脳会談

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、大統領府青瓦台で、韓国を公式訪問したスロバキアのキスカ大統領と会談し、経済協力など両国関係の発展について話し合いました。
青瓦台の副報道官によりますと、文大統領は会談で、「スロバキアが原発建設事業で韓国を選べば、決して後悔しないだろう」と述べたということです。
スロバキアをはじめ東ヨーロッパの国々は去年、韓国の新型加圧軽水炉が適用された新古里原発3号機を視察するなど、韓国の原発技術に関心を示しています。
また、文大統領は、両国の貿易量がこの25年間160倍以上増えたとしたうえで、貿易品目の多様化などによって、両国間の貿易が相互互恵的に改善されることを期待すると話しました。
さらに、国民の利益や福祉を重視し、疎外されている階層に目を向けるキスカ大統領の政治哲学は、「人が先」、「国民が主人の政府」という文大統領の信念と通じるところがあるとして、「両国は、民主主義と市場経済という共通の価値にもとづいて、短期間に協力関係を発展させてきた」と評価しました。
これに対して、キスカ大統領は、平昌冬季オリンピック開催の成功を祝ったうえで、「スロバキアに進出している韓国企業がスロバキアの経済発展に大きく貢献している」と語りました。
スロバキアの大統領が韓国を公式訪問したのは、今回が初めてです。
今年はスロバキアの独立と両国の国交樹立から25年目となります。
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