アメリカのジョンズ・ホプキンス大学付設のコリア研究所が閉鎖される見通しです。
コリア研究所は北韓情勢の分析を専門とする研究機関です。
コリア研究所の関係者は9日、韓国からの資金支援が中断し、5月にも研究所を閉鎖することになったとしました。
コリア研究所については、韓国の政府系シンクタンクの対外経済政策研究院が毎年180万ドルの資金を支援していました。
対外経済政策研究院の関係者は、研究実績が振るわないことや会計報告の不透明さなどが問題になり、国会で与野党の合意によって支援の中断が決まったとしました。
ただ、コリア研究所の関係者は、北韓に関する分析を専門とする付設のウェブサイト「38ノース」は別途運営資金を確保していることから継続して運営するとしました。
38ノースは商業衛星画像を使用し、北韓によるミサイル発射や核実験の兆候などを事前に探知しています。

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