27日に開かれる南北首脳会談まで残すところあと2週間となっているなか、来週、北韓との実務会談が開かれるもようです。
統一部の関係者が13日明らかにしました。
それによりますと、来週はじめに北韓との間で、南北首脳会談に向けた儀典や警護、通信、報道対応について協議する実務会談が開かれる予定だということです。18日には南北高位級会談が開かれる見通しで、政府はその前に主な分野で実務協議を終えたい考えだということです。
統一部の関係者はまた、アメリカと調整している北韓の非核化のロードマップについて、「政府なりの解決策を持っているが、公表できない」としたうえで、「包括的・一括的妥結という政府の案に履行の期限や補償が盛り込まれるかは具体的に言えない」と述べました。
米朝首脳会談でアメリカのトランプ大統領と北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長が非核化に原則的に合意し、そのあと、さらに会談を続けていく形で協議を行うとの見方については、「韓国政府も同じ立場だ」と述べました。
この関係者はさらに、文在寅（ムン・ジェイン）大統領とロシアのプーチン大統領による首脳会談を６月に開催する方向で調整していることも明らかにしました。

[Photo : ]