「終戦論議は祝福すべき」 米大統領

アメリカのトランプ大統領は、南北間で終戦宣言について論議されていることを支持するとの考えを表明しました。
トランプ大統領は17日、フロリダ州パームビーチーの別荘「マールアラーゴ」で安倍晋三首相と会談した際に終戦宣言について言及し、「多くの人たちは韓国戦争がまだ終わっていないことを知らない。韓国と北韓が終戦宣言について論議しているのは祝福すべきことだ」と述べました。
韓国と北韓が今月末の首脳会談で現在の停戦協定を終戦宣言に置き換えることを議題とすることを検討しており、トランプ大統領がこうした動きを支持したものと受け止められています。
トランプ大統領は米朝首脳会談についても言及し、「最高位級による事前の協議が進んでいる。協議がうまくいけば6月初めかそれ以前に開催することになるだろう」としたうえで、「いい結果をもたらすことを期待している」と述べました。
ただ、「協議がうまくいかなければ会談は開催されない可能性もある」として、北韓の出方次第では首脳会談に応じない可能性もあるとの考えを示しました。
そのうえで、「重要なのは会談に応じるかどうかではなく会談の結果だ」として、北韓の出方を見守るとの姿勢を示しました。
検証可能で不可逆的な方法による非核化のための会談でなければ意味がないとの考えを間接的に示したものと受け止められています。
一方、首脳会談の開催場所については、5カ所ほどが検討されているとしました。
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