韓国とアメリカは、定例合同軍事演習の｢キーリゾルブ｣を、23日、始めました。
｢キーリゾルブ｣は、韓国軍とアメリカ軍が、有事の際の作戦遂行能力を高めるため行うコンピューター・シミュレーションを中心とした指揮所訓練です。
例年は3月に行われてきましたが、ことしは平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック・パラリンピックの開催を受けて延期され、4月23日から2週間にわたって行われることになりました。
｢キーリゾルブ｣は北韓からの軍事攻撃が発生したことを想定した防衛中心の訓練である第1部訓練と、韓米連合軍が反撃に乗り出すことを想定した第2部訓練で構成されています。
また、第1部訓練と第2部訓練の間に、訓練の成果を話し合う評価会合が行われますが、ことしの評価会合は南北首脳会談が開催される4月27日に行われる可能性が高いものとみられます。
このため、事実上、南北首脳会談が開催される間は、軍事演習が一時中断されることになるということです。
ことしの｢キーリゾルブ｣には、例年並みにアメリカ軍1万2200人が参加します。

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