韓国を訪れているアメリカ国務省のソーントン国務次官補代行が23日、韓国の外交、安全保障の高官らと相次いで会談し、対北韓政策について意見を交わしました。
まず、ソーントン氏は23日、康京和（カン・ギョンファ）外交部長官を表敬し、2人は、南北や米朝首脳会談の成功による北韓の核問題の解決に向けて、韓米の外交ルート間での緊密なコミュニケーションや協力が重要という認識で一致しました。
康長官は、アメリカの国務長官に指名されたCIA＝アメリカ中央情報局のポンペイオ長官が就任次第、両国外相間でなるべく早くコミュニケーションが取れることを期待すると述べました。
続いて、ソーントン氏は、外交部の尹淳九（ユン・スング）次官補と会談し、最近の韓半島状況や韓米の協力の在り方などについて踏み込んだ議論を行いました。
さらに、ソーントン氏は、統一部の千海成（チョン・ヘソン）次官と会談し、南北首脳会談の準備状況など最近の南北関係の懸案について意見交換しました。
会談で、千次官は、南北首脳会談で韓半島の非核化、恒久的平和の定着、南北関係の発展について包括的に議論する方針だと説明し、ソーントン国務次官補代行は、南北首脳会談の成功を願うとしたうえで、今後も韓米間で緊密に調整していくことを求めました。

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