南北首脳の初対面に市民は歓呼

文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が板門店で歴史的な対面を果たし、これを見守る市民たちは歓呼しました。
ソウル市庁前広場には南北首脳会談の様子を映し出す縦2.5メートル、横5.5メートルの大型ディスプレーが設置されています。
平日の午前であるにもかかわらず、大勢の市民が歴史的な瞬間を見守るため、市庁前広場に集まっています。
金正恩国務委員長が歩いて軍事境界線に越え韓国入りすると、多くの市民が歓呼しました。そして、両首脳が握手を交わすと、大きな拍手と歓声が沸き起こりました。
両首脳が記念撮影をする姿を見て、涙を流しながら祈る市民の姿もみられました。市庁前広場を訪れた70代の男性は、「韓半島に平和がやってきたら、車に乗って家族と北韓を旅行したい」と語りました。
同じ時刻、ソウル江南(カンナム)高速ターミナルでも、大型スクリーンの前に市民が集まっていて、「非核化」「平和」「和解」という言葉が飛び交っていました。
ある60代の男性は、「両首脳が一緒に歩いて行く姿を見て嬉しかった。金委員長が緊張したようすだったので、自分も緊張した」と語りました。
また、20代の男性は、「きょうの会談が平和の会談になることを願う」と、期待を示しました。
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