文在寅（ムン・ジェイン）大統領と北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長は27日、「完全な非核化を通じて、核のない韓半島の実現という共通の目標を確認した」とする「板門店宣言」に署名しました。
南北首脳による合意文書に「非核化」が明記されたのは初めてです。
会談で両首脳は、核廃棄の時期や方法、検証方法などについても議論したものとみられていますが、宣言には盛り込まず、核廃棄の具体的方法は来月末か6月初めに開かれる米朝首脳会談に譲る形となりました。
過去2回の南北首脳会談にかかわった韓国の元政府高官や有識者からは、「非核化」をめぐる本格的な論議はトランプ大統領に委ねるべきだとする指摘が出ていました。
このため米朝首脳会談で完全な非核化をめぐる具体的なロードマップが作られることが期待されています。
トランプ大統領は27日、非核化など北韓問題の解決は「私の責務だ」と強調しています。

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