「記者の皆さんにも感謝」 金正恩委員長

27日、板門店で行われた南北首脳による共同記者発表で、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、記者団に向かって感謝の意を表明し、注目を集めました。
南北の首脳がそろって記者団の前に立ったのは初めてで、北韓の最高指導者が生中継される記者会見に臨んだのも異例のことです。
記者らを前に金委員長は今回の会談の意義について述べたあと、最後に、「会談を惜しみなく支持してくれた北と南の同胞のみなさん、また大きな関心と期待を寄せてくれた記者の皆さんにも謝意を表します」と笑顔で語りました。
金委員長は先に中国北京を電撃訪問し、習近平国家主席との首脳会談を通じて外交デビューしましたが、当時はすべての日程を終えて平壌(ピョンヤン)に戻ったことを公開しただけで、記者会見はしませんでした。
今回の金委員長のこうした柔軟な振る舞いについて、韓国メディアは「近く開かれるトランプ大統領との米朝首脳会談を控えて、普通の国の指導者であることを国際社会にアピールする狙いがある」とする見方を示しています。
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