先の南北首脳会談で、北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長が文在寅（ムン・ジェイン）大統領に対して、バスケットボールで南北のスポーツ交流を始めることを提案したもようです。
大統領府青瓦台の関係者が4月30日、明らかにしたところによりますと、先の南北首脳会談で金正恩国務委員長は、スポーツ交流の話題になった際に「サッカーより、バスケットボールから始めよう」と提案したということです。
金正恩委員長はバスケボール好きとして知られていて、アメリカの元プロバスケットボール選手のデニス・ロッドマン氏と親しい関係にあるとされており、
ロッドマン氏はこれまでに5回、北韓を訪問しています。
南北は1999年と2003年の2回にわたって「統一バスケットボール大会」を開催しています。
韓国のバスケットボール協会も、南北交流に積極的な姿勢を示しており、大韓民国バスケットボール協会のパン・ヨル会長は、「4年前から毎年開かれているアジア・パシフィック大学バスケットボールチャレンジに、北韓の大学チームが参加できるように努力してきた。ことし8月に開かれる大会にも、北韓チームの参加に向けて統一部の承認を得ている。最終的には南北間の定期交流戦を再開することを目指していて、韓国政府に提案している」と話しています。

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