南北鉄道つなぐ「新経済構想」 文大統領が金委員長に提案

先の南北首脳会談で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に対して、文大統領が大統領就任直後に公表した経済協力プラン「韓半島新経済地図構想」を提案したと、大統領府青瓦台が4月30日、明らかにしました。
青瓦台関係者によりますと、文大統領は4月30日に青瓦台で開かれた首席秘書官・補佐官会議で、「首脳会談の際に、韓半島新経済地図構想を盛り込んだ冊子とプレゼンテーション映像を金委員長に渡した」と述べたということです。
「韓半島新経済地図構想」は、南北の鉄道をつなぎ、韓国と北韓、それにロシアのガスパイプをつなぐなどして韓半島に新たな経済圏をつくることを柱としています。
首席秘書官・補佐官会議で、文大統領は、北韓の非核化が実現して北韓に対する国際社会の制裁が解除された場合に備えて、南北の経済協力を早期に再開できるよう韓国での準備を進めるよう指示したということです。
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