米朝会談 板門店開催なら韓米朝首脳会談も

アメリカのトランプ大統領は先月30日、ホワイトハウスでの記者会見で、米朝首脳会談を韓国と北韓の軍事境界線にある板門店で開催することに意欲を示し、関心が寄せられています。
大統領府青瓦台の関係者は、トランプ大統領が会談場所として板門店に言及したことについて、開催場所や日時は米朝が協議して決めるべきことだとしたうえで、分断の象徴である板門店で新しい平和の道標となる米朝首脳会談が開催されれば大きな意味があるとしました。
一方、板門店で米朝首脳会談が開催されれば、続いて韓米朝3カ国による首脳会談が開催される可能性もあるとの見方もあります。
韓国政府は、米朝首脳会談で非核化に合意し、続いて韓米朝3カ国による首脳会談で終戦を宣言、中国まで加わって平和協定を公式化するとの考えですが、米朝首脳会談に合わせて韓米朝3カ国による首脳会談まで開催されればより迅速にこうした構想を実現することができます。
青瓦台の関係者は、米朝首脳会談は2日間に渡って開催される可能性があり、そうなれば米朝首脳会談に続いて韓米朝3カ国による首脳会談を開催することも不可能ではないとしています。
ところで、米朝首脳会談に先立って今月中旬に文在寅大統領がアメリカを訪れ、トランプ大統領と会談する方向で調整が進んでいますが、板門店で米朝首脳会談が開催される場合、文在寅大統領がアメリカを訪問しない可能性もあります。
5月末に板門店で米朝首脳会談が開催されれば、文在寅大統領があえて5月中旬にアメリカを訪れる必要はなくなるからです。
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