文大統領 核実験場閉鎖検証、国連に要請

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が1日、グテーレス国連事務総長と電話で会談し、北韓の核実験場の閉鎖検証に国連も参加するよう要請し、グテーレス事務総長は、これに応じました。
大統領府青瓦台の報道官が1日、定例の会見で発表したところによりますと、文大統領は同じ日、グテーレス事務総長と30分あまりにわたって電話会談し、5月に見込まれる北韓の核実験場の閉鎖検証に国連も参加するよう要請したということです。
また、南北首脳会談後に発表した「板門店宣言」で、南北がDMZ=非武装地帯を実質的な平和地帯に転換していくことにしたとして、それにも国連が参加し、実行したかどうか検証してほしいと述べました。
さらに、国連が総会や安全保障理事会の場を通じて、南北首脳が合意した「板門店宣言」を支持すると宣言してほしいと述べました。
これに対してグテーレス事務総長は、「安保理の承認が要るが、韓半島の平和定着に役立つよう努力する」として、協力する意向を示しました。
また、韓国政府との協力に国連の軍縮担当の責任者を指定すると明らかにしました。
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