ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

専門家 「北韓、在韓米軍の駐留を事実上認めている」

ニュース2018-05-03
専門家 「北韓、在韓米軍の駐留を事実上認めている」

北韓が1990年代はじめにソ連が崩壊して以来、アメリカ軍の韓国駐留を事実上認めてきたという見方が示されました。
統一・外交政策について主に研究する民間研究所、世宗(セジョン)研究所のペク・ハクスン首席研究委員は2日に開かれたフォーラムで、「北韓は、1991年にソ連が崩壊して以来、在韓米軍の韓国駐留を事実上認めてきた」との見方を示しました。
ペク研究委員によりますと、1992年1月に米朝間で平和協定が議論されたとき、北韓の金日成(キム・イルソン)国家主席は在韓米軍の韓国駐留に反対しない立場を表明し、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長も2000年に行われた当時の金大中(キム・デジュン)大統領との南北首脳会談で、「在韓米軍の存在は必要」と発言したということです。
ペク研究委員はまた、「駐韓米軍の役割と性格を‘韓半島の平和維持軍’に改めれば、北韓が撤退を要求することはないだろう」との見解を示しました。
ペク研究委員はさらに、「アメリカとの関係正常化や平和共存により、生存と繁栄を模索するという北韓の戦略は、これまで一度も変わったことがない」としています。

[Photo : ]

新着ニュース