教科書の執筆基準試案 「唯一の合法政府」を削除

中学・高校生が2020年から使う新しい歴史教科書を作成する際に基準となる「執筆基準」の試案では、これまでの教科書で韓国について「韓半島唯一の合法政府」としていた表現がなくなりました。
現在、中学・高校生が使っている教科書の執筆基準では、「大韓民国政府は、国連から韓半島唯一の合法政府として承認されたことに留意する」と記しています。
これに対し、教育部が2日に公表した新しい執筆基準の試案では、「韓半島唯一の合法政府」という表現がなくなっています。
南北が1991年に国連に同時加盟したため、「韓半島唯一の合法政府」という表現は適切ではないというのが試案をまとめた研究陣の説明です。
また、新しい執筆基準の試案では、「自由民主主義」という表現の代わりに「民主主義」という表現を使っています。
教育部は、今回の試案について意見を求めたあと、7月はじめまでに執筆基準を含む歴史教育課程を告示するとしています。
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