北韓は、これまで標準時としていた「平壌（ピョンヤン）時間」を30分早める標準時改正を5日午前0時に行い、南北の時差はおよそ3年ぶりに解消されました。
朝鮮中央通信は、北韓の国会に相当する最高人民会議常任委員会で、標準時を5月5日から30分早め、変更した2015年以前の、韓国と同じ時間に戻すとする政令により、5日午前0時から標準時の「平壌時間」を30分早めたことを明らかにしました。
北韓は、従来の標準時は日本の植民地時代の1912年1月1日に日本の標準時と同じにするために導入されたもので、民族の自主性を取り戻すためとして、2015年8月15日から30分遅らせた独自の標準時を使っていました。
これについて金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長は、先の南北首脳会談の際に「時間から先に統一しましょう」と標準時を変更する意向を示していました。
これで南北の時差はおよそ3年ぶりに解消されることになりました。

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