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近づく韓米首脳会談 非核化の方式など協議か

ニュース2018-05-07
近づく韓米首脳会談 非核化の方式など協議か

北韓の非核化に向けた重要な転換点となる米朝首脳会談を前に、文在寅大統領とトランプ大統領による韓米首脳会談が22日にワシントンで行われます。
大統領府青瓦台の報道官は5日、この韓米首脳会談について、「4月27日の南北首脳会談の結果を踏まえて、非核化に向けた緊密な協力や米朝首脳会談を準備するための方策などについて重点的に協議する」と発表しました。
一方、アメリカのトランプ大統領は4日、金正恩国務委員長との会談の日程と場所が決まり、まもなく発表すると述べましたが、今のところ具体的な場所や日程は公表されていません。
会談の場所は板門店かシンガポールになるものとみられています。
会談が板門店で行われ、会談に合わせて北韓が抑留中のアメリカ人3人を釈放すれば、融和ムードは一層高まるものとみられています。
ただ、今のところ米朝が非核化に向けた具体的な措置についてどういった形で合意するのか、予想がつかない状況です。
トランプ政権のボルトン大統領補佐官は先月29日、北韓の非核化について、リビアに対して用いたのと同じように核計画の放棄を先行させる方式を考えていると明らかにしました。
これは完全で検証可能かつ不可逆的な非核化が実現するまでは見返りはないということです。
一方の北韓は非核化の意思は示しているものの、具体的な方式や期限については言及していません。
北韓は段階的に非核化を進め、それぞれの段階で見返りを要求してくるのではないかとみられています。
韓半島の非核化は北韓が核を完全に放棄することで実現しますが、北韓はその過程で体制の保障や経済支援を求めてくるものとみられ、必ずしも楽観的とはいえない状況です。
一方、韓国駐留アメリカ軍の撤収や縮小などが取りざたされていることを受けて、文在寅大統領は今回の韓米首脳会談で、非核化とは関係なく韓国駐留アメリカ軍を維持すべきとする方針を確認するものとみられます。

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