北韓の非核化を検証するためには過去最大規模の査察が必要だと、ニューヨーク・タイムズが報じました。
ニューヨーク・タイムズは6日付で、北韓の核関連施設は4平方マイルの広範な地域に展開していて、原子力産業と関連した建物は400余り、そのうち少なくとも二つの建物に原子炉があり、核兵器の原料となるプルトニウムを抽出していると伝えました。
ニューヨーク・タイムズは、北韓の非核化の検証は全世界で活動しているIAEA＝国際原子力機関の専門家300人余りが同時に加わっても、少なくない時間がかかるだろうとしました。
また、実際に非核化を検証できる専門家はさほど多くはないと指摘しました。
一方、アメリカ・エネルギー庁のモニス元長官は、イランについては「信頼するが検証する」との前提で検証が進められたが、北韓については、「信頼せず検証を繰り返す必要がある」としています。
アメリカが信頼を前提に検証を進めるとは思えず、検証にはかなりの時間がかかる見通しです。

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