中国・大連で7日、大連空港での航空機の離着陸が一時禁じられたことや市内の交通規制が厳しくなっていることなどから、北韓の最高レベルの要人が中国を訪れたのではないかとする見方が出ています。
航空業界関係者によりますと、中国現地時間の７日午前8時から午後1時にかけて大連空港では航空機の離着陸が禁じられたほか、空港の常駐職員の出入りも制限されたということです。
また中国のインターネットでは、大連市で6日から交通規制が厳しくなっているという書き込みが増えているということです。
これについて、大連で８日午前に行われる中国が初めて最初から建造した航空母艦の試験航行に、中国政府が北韓の高官を招いた可能性があるという見方が出ています。
北韓消息筋は、「中国現地の状況や儀典からすると、北韓の高官が中国を訪問したのは確実だ」としており、北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長や妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長など、北韓の最高レベルの要人が中国を訪問し、中国の習近平国家主席と会談する可能性があるという見方が出ています。
中国政府がこうした場に北韓の要人を招待したとすれば、これまでの中朝関係からして珍しいことで、米朝首脳会談を前に、その思惑に関心が集まっています。

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