北韓への圧力維持 米中外交トップが電話会談

アメリカのポンペイオ国務長官と中国外交のトップ、楊潔チ政治局員は現地時間の5日、電話で会談し、北韓問題などについて意見を交わしました。
この電話会談は、6月初めまでの開催が見込まれる米朝首脳会談を前に、韓半島の非核化に向けた道筋などについて意見を交わしたものとみられています。
アメリカ国務省のナウアート報道官が現地時間の5日、発表したところによりますと、この電話会談で、両国の外交トップは、建設的かつ結果志向の二国間関係の重要性を確認し、両国と域内、さらには世界の関心事について議論したということです。
なかでも北韓の脅威に対処する必要性について共通認識を確認したということです。
このところ中朝関係に改善の兆しがみられることから、中国が北韓に対する制裁を緩和するのではないかとする見方が示されているなか、米朝が連携し、北韓から十分な約束を取り付けるまでは北韓に対する制裁を解除せず、最大限の圧力を加えていく姿勢を示したものと受け止められています。
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