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世界食糧計画事務局長が北韓訪問

ニュース2018-05-09
世界食糧計画事務局長が北韓訪問

国連世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長が8日から11日までの日程で北韓を公式訪問していると、世界食糧計画が8日、発表しました。
ビーズリー事務局長は、去年4月に就任していて、北韓を訪れるのは、今回が初めてです。
北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との会談の可能性に注目が集まるなか、トランプ大統領と近いとされるビーズリー事務局長が、米朝首脳会談を控えて、トランプ政権に北韓の実態を伝える機会になるかにも関心が寄せられています。
ビーズリー事務局長は、北韓に向かう前に、「北韓で学校や保育園を訪れ、世界食糧計画が支援するお母さんや子どもたちに会って、現在、予算不足の状態にある支援事業の実態を把握することになる」と話しました。
ビーズリー事務局長は、北韓を訪れたあと、韓国、中国、日本なども訪問する予定です。
世界食糧計画が去年、北韓に支援した食糧は、1996年以降もっとも少ない2万1777トンにとどまりました。これは、北韓の核実験などを受けて国際社会が制裁を強化したためとみられます。
世界食糧計画は、最近まとめた報告書で、北韓の人口の半数に近い1000万人以上が栄養不足の状態にあるとみられると発表しています。

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