北韓は、南北首脳会談のあと、東部豊渓里の核実験場で、建物をひとつずつ撤去しているもようです。
アメリカのワシントンポスト紙がアメリカのジェームズ・マーティン不拡散研究センターの話として現地時間の10日、報じたところによりますと、南北首脳会談後に撮影した衛星写真を分析した結果、ここ2週間で、豊渓里の核実験場周辺の建物5、6棟が撤去されたということです。
ジェームズ・マーティン不拡散研究センターの関係者は、「そこで何かが確かに起こっているが、北韓の非核化への意志を楽観するにはまだ早い。核実験場を全体的に爆破しない限り、坑道はその場所にそのまま残っているだろう」と指摘しました。
北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長は先月27日の南北首脳会談で、5月中に核実験場を閉鎖することを明らかにしています。

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