アメリカのポンペイオ国務長官は11日、「北韓が早期非核化に向けて果敢な措置を取れば、アメリカは北韓の繁栄のために協力する準備ができている」と強調しました。
ポンペイオ長官は、ワシントンで康京和（カン・ギョンファ）外交部長官と行った外相会談後の共同記者会見でこのように語りました。
また9日の平壌（ピョンヤン）訪問では金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長との間で、「実質的で素晴らしい会話を行った。アメリカと北韓は究極的な目標を共有していると確信している」と述べ、米朝首脳会談の成功に期待感を示しました。さらに北韓に対して非核化に向けた徹底した検証作業を要求する考えを強調しました。
これについてAP通信は、「北韓が核兵器を廃棄すれば、アメリカは北韓の経済発展を支援する意向を示したものだ」と分析しています。
一方、康京和外交部長官は会見で、非核化後の韓国駐留アメリカ軍の削減問題について、「韓米同盟の見地で考えるべき問題で、これに北韓が介入すべきではない」として、米朝首脳会談の議題にはならないことを示唆しました。

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