北韓は、今月23日から25日の間に、北韓北東部の豊渓里（プンゲリ）核実験場を廃棄し、その過程を海外メディアに公開する方針を明らかにしました。
北韓労働党の機関紙である「労働新聞」が13日、報じたところによりますと、北韓外務省は、12日、気象状況に応じて、今月23日から25日の間に豊渓里核実験場の坑道を爆破する計画を明らかにしたということです。
さらに、爆破現場には、韓国とアメリカ、中国、ロシア、イギリスの5か国の記者団を招き、取材を認める予定だということです。
具体的には、豊渓里の核実験場からおよそ200キロメートル離れている元山（ウォンサン）に記者団のための宿舎と記者センターを設置し、記者団が現場で取材した内容を記者センターで海外に送るようにするということです。
北韓が豊渓里の核実験場を海外メディアに公開するのは今回が初めてです。
一方、爆破の様子の中継については、核実験場がある豊渓里と元山の距離がかなり離れていることから、生中継が行われる可能性は低いものと予想されています。
2008年6月、寧辺（ヨンビョン）にある原子炉運転のための冷却塔を爆破した際にも、海外の記者団が招かれていましたが、生中継は行われていません。

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