北韓高官が14日 中国訪問

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の側近とされる朴泰成(パク・テソン)朝鮮労働党副委員長を含む北韓の高官らが14日、中国北京を訪れたことがわかりました。
北韓の高官らは14日午前、高麗航空機を利用して北京入りし、池在竜(チ・ジェリョン)中国駐在北韓大使の出迎えを受け、中国側が提供した車に乗って釣魚台迎賓館に移動しました。
中国を訪れた北韓の高官には、朴泰成労働党副委員長のほか、柳明鮮(リュ・ミョンソン)労働党中央委員会副部長、金能五(キム・ヌンオ)労働党平安北道委員長、金秀吉(キム・スギル)労働党平壌委員長などが含まれたとされます。
北韓の高官らは、金委員長がことし3月に中国を訪問した際に立ち寄った、中国のシリコンバレーと呼ばれる中関村の「中国科学院文献情報センター」を視察しました。
北韓の高官らが訪問したことについて、中国外交部の報道官は定例の会見で、「中朝両国が正常な交流をしている」という説明にとどめ、明確な説明は避けました。
一方、今回の訪問は、今月7日と8日に行われた中朝首脳会談を受けての措置で、9日に北韓を訪れたアメリカのポンペイオ国務長官との会談の結果を中国に説明するためのものという見方が出ています。
また、北京の消息筋は、「米朝首脳会談に関して議論するための訪問の可能性がある」と説明しています。
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