脱北従業員の送還要求 「政府立場変らず」

2016年4月、中国にある北韓レストランで働いていた女性従業員12人が韓国入りしましたが、最近、北韓側が再度送還を求めてきたことについて、大統領府・青瓦台の関係者は、「韓国政府の立場に変化はない」と述べました。
北韓の朝鮮中央通信によりますと、北韓赤十字会は、19日、2016年4月に韓国入りした北韓レストランの従業員は、前の朴槿恵(パク・クネ)政権の主導で韓国に拉致されたと主張し、従業員12人の送還を再度求めてきました。
北韓赤十字会は、さらに、「南北関係の改善のためには、現在の韓国政府が責任ある態度を見せる必要がある」と主張しているということです。
これについて青瓦台は、11日の定例記者会見で、脱北した女性従業員を対象に事実関係を確認する必要があり、実際に送還に応じるかどうかはまだ検討していると説明していました。
また、青瓦台の関係者は、20日、「韓国政府のこれまでの立場に変化はない」と述べています。
[Photo : KBS News]