韓米首脳が電話会談

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とアメリカのトランプ大統領は、20日、電話会談を行い、韓半島の非核化や、来月12日に開かれる予定の北韓とアメリカの首脳会談について話し合いました。
大統領府・青瓦台によりますと、文大統領とトランプ大統領は、20日午前11時30分からおよそ20分間、電話で会談しました。
文大統領とトランプ大統領の電話会談は、今回で15回目です。
青瓦台の関係者によりますと、今回の電話会談では、来月12日に開かれる予定の北韓とアメリカの首脳会談の開催に向けて、韓国とアメリカが緊密に協力していくことで意見が一致したということです。
最近、北韓は16日に開かれる予定だった南北の高位級会談を一方的に延期し、去年集団脱北した北韓レストランの従業員の送還を求めるなど、強硬な姿勢を示しています。さらに、アメリカに対しては、「われわれに一方的な核兵器の放棄を求めるなら、対話に応じない」と脅しています。
専門家は、今回の電話会談は、米朝首脳会談の成功のために、文大統領とトランプ大統領が協力を強めるために行われたものとみられると分析しています。
文大統領は韓国時間の23日未明、ワシントンでトランプ大統領と単独の首脳会談を行う予定です。
[Photo : KBS News]