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元山周辺観光地PRも 北韓

ニュース2018-05-22
元山周辺観光地PRも 北韓

北韓は、23~25日に行う北東部豊渓里(プンゲリ)の核実験場廃棄の式典に記者を招待していますが、2億ドルを投資して開発した東部・元山(ウォンサン)の葛麻(カルマ)飛行場や周辺の観光地を、外国に宣伝する狙いもあるとみられています。
北韓は、日本による植民地時代から軍用に使われてきた葛麻飛行場を、2013年から2年間に2億ドルをかけて民間空港として再整備しました。
北韓は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の故郷とされる東海岸の元山をはじめ、金剛山(クムガンサン)や馬息嶺(マシンニョン)スキー場、滝の音が4キロ離れた所まで聞こえるといわれる「ウルリム滝」、高麗時代に建てられた寺「釈王寺(ソグァンサ)」など、6つの地区を総合的に開発することを柱とした「元山-金剛山観光地区開発計画」を、2014年に発表しており、葛麻飛行場の民間空港としての再整備は、そのためのインフラ整備の一環とされています。
北韓は、2025年までに78億ドル規模の投資を行い、年間100万人の外国人観光客を誘致するという目標を掲げています。
豊渓里核実験場の廃棄式典に招待された取材団は22日、中国北京から専用機で元山の葛麻飛行場に入って列車で豊渓里まで移動することになっており、葛麻飛行場や元山周辺の観光地をPRする可能性があるとみられています。

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