米国務長官 「好ましくない合意はしない」

アメリカのポンペイオ国務長官は、現地時間の23日、下院外交委員会の聴聞会に出席し、6月12日に開催する予定の米朝首脳会談の開催については、希望を持って期待している(very hopeful)としながらも「北韓に対しては何も譲っていない」、「好ましくない合意は選択肢ではない」などとし、アメリカにとって好ましくない交渉には応じない立場を示しました。
これとともに、ポンペイオ長官は、 北韓が非核化(CVID)に向けて 完全で検証可能で不可逆的な措置を取るまでアメリカの姿勢は変らないという原則を再確認しました。
特にポンペイオ長官は、これまで北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長には何も譲っておらず(zero concessions)、そうする意向もないと明らかにしました。
ポンペイオ長官のこの発言について、ワシントンポスト紙(WP)は、「アメリカが北韓に何も譲っておらず、北韓が非核化に向けて信頼できる措置を取るまで引き下がることはないと強調することで、北韓に対するトランプ大統領の外交戦略が難航しているという議会の懸念を払拭することが狙いだ」と解析しています。
[Photo : YONHAP News]