北韓の核兵器研究所は24日午後9時に声明を出し、過去６回にわたって地下核実験を実施してきた豊渓里核実験場を完全に閉鎖する作業が完了したことを明らかにし、「世界的な核軍縮のための重要なプロセスだ」と述べ、韓半島の非核化を目指す姿勢を強調しました。
声明は、「核実験場のすべての坑道を爆破し入り口を完全に塞ぐとともに、観測施設なども爆破した」としたうえで、放射性物質が漏れ出すことはなかったとしています。
そのうえで、「世界的な核軍縮のための重要なプロセスで、今後も核兵器のない平和な世界のために世界の人々と協力する」と述べ、史上初の米朝首脳会談を控えて韓半島の非核化を目指す姿勢を強調しました。
これについて、韓国外交部は「完全な非核化に向けた意志を実行に移した 意味のある措置だ」として高く評価しました。
そのうえで、「韓国政府は、来月12日にシンガポールで予定されている米朝首脳会談の成功に向けて協力するとともに、南北首脳会談で合意した完全な非核化と韓半島の恒久的な平和定着を実現させるため、
外交的な努力を続けていく」と述べました。

[Photo : YONHAP News]