アメリカのトランプ大統領が来月12日に予定されていた首脳会談の中止を表明したとう報道は、北韓北東部・豊渓里核実験場の閉鎖作業を取材するため、現地入りしている海外メディアの記者団にも届き、衝撃が広がったと、アメリカCNNが伝えました。
首脳会談中止の報道は、豊渓里核実験場の閉鎖作業の取材を終え、北韓沿岸部・元山（ウォンサン）に戻る列車内で記者団に伝えられたということです。
記者団に同行していた北韓当局者は、公式の説明はしなかったものの、すぐに立ち上がって指導部に電話を入れ、気まずく居心地の悪い雰囲気だったということです。
それでも、北韓当局者は、予想とは違って、落ち着いた様子だったと、CNNは伝えています。
現場にいたCNNの記者によりますと、北韓当局者は、「今の状況は米朝関係がどれだけ深刻なのかを物語っている。だからこそ首脳会談が必要だ」と述べており、6月12日でなくても、首脳会談の開催を望んでいるようにみえたということです。

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