北韓の金委員長 観光開発の元山・葛麻地区を視察

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が25日、観光地として開発を進めている北韓北東部の元山(ウォンサン)・葛麻(カルマ)観光地区を視察し、来年4月までに工事を完了するよう指示しました。
朝鮮中央通信が26日伝えたところによりますと、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は元山(ウォンサン)・葛麻(カルマ)観光地区を視察し、来年4月15日の 故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日である「太陽節」までに予定している工事を終えるよう指示したということです。
北韓は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の故郷とされる東海岸の元山をはじめ、6つの地区を総合的に開発し、外国人観光客を誘致するという目標を掲げています
これに先立って、北韓は25日午後、豊渓里の核実験場の爆破現場を取材した韓国など5か国の取材団が元山を視察する計画を取り消し、取材団をホテルでおよそ2時間40分間待機させました。
これについて、アメリカCNNの記者は、25日昼、自らのツイッターに「ホテルで何か面白いことが起きようとしている、ホテル周辺の警備が強化された」として、金委員長が取材団のいるホテルを訪問する可能性を示唆しましたが、実現しませんでした。
[Photo : YONHAP News]