北韓の労働新聞は、24日に行った豊渓里（プンゲリ）核実験場廃棄の意味を強調し、核兵器のない世界建設のために自ら定めた時刻表とおりに進んでいるとする論評を28日、掲載しました。
論評では、豊渓里（プンゲリ）核実験場の廃棄式典を行ったことについて、４月の朝鮮労働党中央委員会総会の決定に基づく「主導的な措置」としたうえで、「誰が何と言おうと、我々が定めた軌道に沿って時間表通りに進んでいる」としています。
また、「核兵器のない平和な世界を建設するため、世界の平和愛好人民と固く手を取って進もうとする我々の確固たる意志は、今後も一貫して続くであろう」とし、非核化に向けた意志を示しました。
さらに、廃棄式典をアメリカや日本など各国のメディアが報道したことを紹介し、「核実験場の廃棄を透明に示すため、国際記者団の取材を認め、そのための実務的措置を取った。今後も周辺国や国際社会との緊密な連携と対話を積極的に行っていくという我々の立場が改めて確認された」としています。
北韓は先月20日、朝鮮労働党の主な政策を決める中央委員会総会を開き、豊渓里の核実験場を閉鎖することを決めています。

[Photo : ]