「板門店宣言」支持決議 採択されず

国会は28日、4月末の南北首脳会談で署名された板門店(パンムンジョム)宣言を支持するための決議案を採択することにしていましたが、非核化に関する表現をめぐって意見の隔たりを埋めることができず、決議案は採択されませんでした。
非核化に関する表現をめぐって、与党「ともに民主党」は、「完全な非核化による核のない韓半島の追求」とした板門店宣言での表現を用いることを求めたのに対し、最大野党の「自由韓国党」は、「完全かつ検証可能で、不可逆的な非核化」と明記すべきだとし、結局、折り合えませんでした。
与野党は18日に、板門店宣言を支持する「南北首脳会談と朝米首脳会談の支持および韓半島の完全な非核化と恒久的な平和定着に向けた決議案」を採択することで合意していました。
[Photo : YONHAP News]