南北高位級会談の出席者名簿 相互通知

南北が6月1日に開かれる高位級会談への出席者を最終的に決め、29日、互いに通知し合いました。
統一部によりますと、韓国からは、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官が首席代表となり、金正烈(キム・ジョンリョル)国土交通部第2次官、盧泰剛(ノ・テガン)文化体育観光部第2次官、金南中(キム・ナムジュン)統一部統一政策室長、アン・ムンヒョン国務総理室審議官の5人が出席するということです。
北韓が29日、韓国に通知してきた名簿によりますと、北韓からは、韓国との窓口機関、祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長が首席代表となり、金潤革(キム・ユンヒョク)鉄道省次官、元吉宇(ウォン・ギルウ)体育省次官、パク・ヨンイル祖国平和統一委員会副委員長、パク・ミョンチョル民族経済協力委員会副委員長の5人が出席します。
韓国の国土交通部第2次官と北韓の鉄道省次官が含まれていることから、「板門店宣言」に盛り込まれた鉄道連結をはじめ、南北の経済協力が議論されるとみられます。
また、離散家族の再会のための赤十字会談や8月のアジア大会への合同出場を協議する体育会談、そして5月中に開く予定の将官級軍事会談の日程の調整が行われるとみられます。
さらに、2000年の「6.15南北共同宣言」から18年になるのを記念して行われる共同行事や北韓の開城(ケソン)に設置することにしている南北共同連絡事務所などについて協議が行われる見通しです。
韓国政府は「今回の会談で、板門店宣言を迅速かつ体系的に履行していく案を北韓と協議する方針だ」と話しています。
[Photo : KBS News]