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南北高位級会談 共同連絡事務所の早期設置で合意

ニュース2018-06-01
南北高位級会談 共同連絡事務所の早期設置で合意

韓国と北韓は1日、高位級会談を南北軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)の韓国側施設「平和の家」で開き、4月27日の南北首脳会談で合意した板門店宣言の履行に向けた具体策を話し合っています。
韓国からは、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官が首席代表となり、金正烈(キム・ジョンリョル)国土交通部第2次官、盧泰剛(ノ・テガン)文化体育観光部第2次官ら5人が出席し、北韓からは、韓国との窓口機関、祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長が首席代表を務め、金潤革(キム・ユンヒョク)鉄道省次官、元吉宇(ウォン・ギルウ)体育省次官ら5人が出席しています。
政府当局者によりますと、午前の会談では、板門店宣言で合意した北韓・開城(ケソン)での共同連絡事務所の設置などが議題になり、韓国側は「板門店宣言」の履行に向けた最初の事業として、南北合同連絡事務所を早期に設置・稼動することを提案しました。これに対し、北韓は、事前準備を経てなるべく早く設置したいと応えたということです。
また、北韓側は、2000年の「6.15南北共同宣言」を記念する共同行事を韓国側の地域で開催することを提案し、韓国側はこの行事を南北の当局と民間が合同で推進しようと応じました。
さらに、韓国側はソウルと北韓の元山(ウォンサン)を結ぶ東海線、ソウルと北韓の新義州(シニジュ)を結ぶ京義線の連結について、まず、南北間の共同研究や調査が必要という立場を明らかにしたほか、将官級軍事会談や赤十字会談、鉄道・道路実務会談など分野別実務会談の早期の開催が必要との考えを表明しました。
南北は共同報道文をまとめる予定で、双方の主席代表がその内容などについて協議中だということです。
会談は先月、北韓が米韓合同の空軍の演習を理由に急きょキャンセルしたものが再設定されたものです。

[Photo : YONHAP News]

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