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38ノース 「北韓が弾道ミサイル発射台を撤去」

ニュース2018-06-07

北韓が弾道ミサイルの試験発射に使っていた発射設備をことし5月中に取り壊したものとみられます。
アメリカの北韓専門ウェブサイト「38ノース」は現地時間の6日、北韓北西部の亀城(クソン)近くのミサイル発射場の複数の衛星画像を公開しました。
これらの画像を分析した結果、北韓が弾道ミサイルの発射設備を取り壊したとみられるということです。
この発射設備は、新型中距離弾道ミサイル「北極星2型」など固体燃料エンジンを搭載する中距離弾道ミサイルの開発に使われたものとみられます。
また去年4月に平壌で行われた軍事パレードで公開されたICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験にも使用可能な施設だということです。
38ノースは、この発射設備の撤去作業は、5月第2週から始まり、同じ月の19日にはほぼ完了したとみられると説明しています。
ただ、発射設備の取り壊しが、北韓が弾道ミサイルの発射実験を中止したことを示すものなのか、それとも、今後同じような施設を建設するためのものなのかは、まだ分からないとしました。
北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、米朝首脳会談の開催が進められたことで、ことし4月に核実験や弾道ミサイルの発射実験を中止すると発表しています。

[Photo : YONHAP News]

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