韓国政府 「南北米首脳会談の可能性低い」

6月12日にシンガポール行われる予定の米朝首脳会談に続いて南北米会談も開催されるのではないかという見通しが出ていましたが、3国の首脳会談の実現可能性は低くなっていると、大統領府青瓦台の報道官が7日に述べました。
青瓦台は、これまで南北米首脳会談がシンガポールで開催される可能性について触れることを控えてきましたが、7日は実現しにくいという意見に傾きました。
青瓦台の報道官は、プレスセンターでの説明会で、米朝首脳会談まで後5日だが、シンガポールで南北米首脳会談が開かれ、文在寅(ムン・ジェイン)が出席する可能性はないかという質問を受け、「現時点で会談をする、しないと断言することは難しい。時間が経つにつれ可能性は低くなってきている」と答えました。
これまで、青瓦台では実務の準備を考えると米朝首脳会談の5日前までは、南北米首脳会談の開催有無が決まる必要があるという意見が出ていました。
しかし、5日前の7日まで南北米首脳会談の開催について何も決まらず、青瓦台も文大統領がシンガポールでアメリカと北韓と会談することは難しくなったと判断している模様です。
[Photo : YONHAP News]