南北通過の航空路 近く開設か

韓国と北韓を結ぶ航空路が開設される見通しです。
関係筋によりますと、南北は相互の飛行情報区を通過する航空路の開設に大筋合意したということです。
北韓は3月に国際民間航空機関に韓国との航空路の開設を提案し、検討が進められています。
韓国と北韓を結ぶ航空路は、西の海、西海を通過する西海航空路と、東の海、東海を通過する東海航空路があります。
西海航空路は2000年6月に当時の金大中大統領が平壌を訪問した際に利用した航空路で、東海航空路は、核実験場廃棄を取材するために韓国記者団が北韓の元山に向かう際に利用した航空路です。
二つの航空路は過去には民間航空機が利用していましたが、2010年3月の韓国海軍哨戒艦沈没事件以降、利用が制限されました。
南北が相互の飛行情報区を通過する航空路の開設に合意すれば、ヨーロッパやアメリカに向かう航空機は時間と費用を大幅に減らすことができます。
南北当局が具体的な航空路について合意すれば、相互の官制機関が協定書を交換することで、航空路の利用が可能になります。
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