「具体的日程は今後決まる」 北韓常設事務所長

フランスの北韓常設事務所のキム・ヨンイル所長は19日、非核化の日程について、米朝の首脳が非核化に向けた方向性を定めたので、具体的な日程は追って決まるだろうと語りました。
フランスと北韓は国交がありませんが、フランスは平壌に、北韓はパリ近郊に、それぞれ文化および人道支援分野での協力を目的とする常設事務所を設置しています。
キム・ヨンイル所長はこの日、フランス議会上院議員らによる北韓研究グループの聴聞会に出席し、非核化の具体的な日程に関する質問に、米朝の首脳が非核化という大きな方向性を定めたとしたうえで、具体的な日程は今後の協議を通じて決まるだろうと語りました。
また、北韓の人権問題に関する質問に、すでに閉鎖された収容所もあると指摘し、北韓は人権を重視しており、人権状況は改善されつつあると強調しました。
北韓の経済状況については、ここ数年間は3~5%の成長を遂げているとして、段階的に回復しているとしました。
フランス議会上院議員らによる北韓研究グループの関係者は、聴聞会について、キム・ヨンイル所長の答弁に具体性がなかったのは残念だが、相互理解を深める貴重な機会だったとしました。
[Photo : KBS News]