アメリカ政府は、先日の米朝首脳会談での合意事項の履行に向けて、7月と8月に開催が予定されていた韓国とアメリカの定例合同軍事演習を無期限に延期する方針を示しました。
アメリカ国防総省が現地時間で22日、明らかにしました。
8月には、韓半島有事の際に、韓国軍とアメリカ軍が韓国の領土を防衛するための軍事作戦の演習である｢乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)｣が行われる予定でした。
また、7月から9月までの間は、韓国とアメリカの海兵隊による合同訓練の｢韓米海兵隊演習(KMEP)｣が2回行われる予定でしたが、いずれも無期限の延期となるということです。
これについて韓国軍の関係者は、アメリカが北韓との対話をより円滑に進めるため、北韓側の要求に応えているものとみられると説明しています。
一方、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は、28日に韓国を訪問する予定のジェームズ・マティス国防総省長官と会談し、韓米合同軍事演習の延期や日程の調整などについて話し合うものとみられます。

[Photo : KBS News]