アメリカのポンペイオ国務長官が、北韓との非核化に向けた交渉で、期限を設けない考えを明らかにしました。
ポンペイオ国務長官は現地時間の25日、アメリカＣＮＮとの電話インタビューで、北韓の非核化に向けた進展を確認することを望むとしながらも、「２か月や半年といった期限は設けない。両国首脳が掲げたことを達成できるか見極めるため、迅速に取り組むことにコミットしている」として、具体的な措置を取る期限は設けない考えを明らかにしました。
ただ、「北韓の非核化の意思は、定期的に検証し、協議を続けるために必要な進展が得られているかどうかも絶えず検証する」と強調しました。
ポンペイオ長官のこうした発言は、先の米朝首脳会談を受けてアメリカが間もなく北韓に対して具体的な要求事項を盛り込んだ予定表を提示すると明らかにした今月24日のアメリカ国防総省高官の発言と矛盾する内容となりました。
ポンペイオ長官は、こうした要求事項については言及を避け、「北韓の非核化の履行を確認するのに十分だろう」と説明しました。

[Photo : KBS News]