北韓が韓国戦争が起きた6月25日に毎年開催していた「反米群集集会」をことしは開かなかったもようです。
アメリカのAP通信が報じたところによりますと、北韓が毎年6月25日に開催していた「反米群集集会」を開かないことにしたということです。
そしてこれについて、「北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長とトランプ大統領の米朝首脳会談に続くもう一つのデタント、つまり緊張緩和のシグナルだ」と評価しました。
北韓は、韓国戦争がぼっ発した6月25日から休戦協定締結日の7月27日までの期間を「反米闘争月間」と定め、反米思想教育など多様な行事を開催してきました。
去年は、平壌の金日成広場で開かれた群集集会に、住民およそ10万人が参加したほか、「反米闘争月間」を記念する特別切手も発行されました。
また、北韓のメディアは、毎年6月25日に群集集会など関連行事を集中的に報じながら、アメリカを激しく非難しましたが、ことしは米朝首脳会談に関する内容をトップニュースとして伝え、アメリカを非難する内容は一切ありませんでした。

[Photo : KBS News]