北韓が、人身売買防止の最低限の基準も満たせない最悪の人身売買国にまた指定されました。
アメリカ国務省は、現地時間の28日、人身売買の実態をまとめた報告書で、北韓、イラン、イエメン、ベネズエラなど22か国を人身売買防止に向けた国の関心と管理が最低水準だとして、最も低い第３ランクに指定しました。
北韓は2003年以降16年間も、最低ランクから抜け出せずにいます。
報告書は、北韓について「人身売買の根絶に向けた最小限の努力もしておらず、政府レベルで強制労働や海外への労働者の強制派遣などの人身売買を行っている」と指摘しました。
一方、韓国は、2002年以降16年連続で、最も良好な第１ランクに指定されています。
またアメリカ国務省が選ぶ「2018年の人身売買防止のために努力した英雄」の１人として、韓国のキム・ジョンチョル弁護士が選ばれました。
キム・ジョンチョル弁護士は、人身売買の被害者らを弁護し、韓国内外で起きている人身売買の実態を知らせるために精力的に活動してきた功労が認められました。
韓国人がこの賞を受賞するのは2014年以降、2回目です。

[Photo : YONHAP News]