アメリカのメディアと情報当局が、北韓が核兵器や核施設を隠そうとしているとの懸念を示しているなか、2回目の米朝首脳会談が9月にニューヨークで開かれる可能性があると、アメリカのメディアが報じました。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」が現地時間の2日、アメリカ政府関係者の話として伝えたところによりますと、2回目の米朝首脳会談の開催場所として有力視されているのは、9月に全世界の首脳が集まったなか国連総会が開かれるニューヨークだということです。
アクシオスは、「政府当局者らは、2回目の首脳会談が行われるためには、北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長が行動を示さなければならないと口を揃える。トランプ大統領が北韓の真剣な動きを引き出すために、2回目の会談を開く可能性もある」と伝えています。
9月は、トランプ大統領が、11月の中間選挙に向けて成果をアピールできる良いタイミングとされています。
ただ、2回目の米朝首脳会談について、ホワイトハウスの報道官は2日の定例会見で、「今は発表できるような計画はない」としています。
一方、ホワイトハウスの報道官は、ポンペイオ国務長官が5〜7日、北韓を訪問し、金正恩委員長と会って北韓の非核化に向けた協議を行うと発表しました。
ポンペイオ長官は、そのあと、7〜8日に日本を訪問し、最終的かつ完全で検証可能な北韓の非核化に向けた合意について議論するということです。

[Photo : YONHAP News]