アメリカのトランプ大統領が、「北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長と交わした非核化の契約が守られることを確信している」と改めて強調しました。
トランプ大統領は現地時間の9日、ツイッターに、「私は金委員長が、われわれが署名した契約、そしてさらに重要なことに、われわれの握手を尊重してくれるはずだと確信している」と書き込みました。
米朝高官級会談が行われたものの、目に見える成果がないとアメリカ国内で批判の声が出ているなか、首脳会談での合意に「契約」という表現を使い、金委員長に信頼のメッセージを改めて伝えたものとみられます。
トランプ大統領が非核化交渉に向けた積極的な姿勢を重ねて示したことから、北韓との交渉局面は今後も続く見通しです。
トランプ大統領は続けてツイッターに、「これに対し中国は、対中貿易に対するアメリカの姿勢を理由に、米朝合意に負の圧力をかけているかもしれない。そうでないといいが」と書き、北韓の動きの背後に中国があるという疑念を表明しました。
米朝交渉に否定的な影響を及ぼさないよう中国をけん制すると同時に、北韓に対しては、中国をテコにしないよう警告するメッセージを送ったものとみられます。

[Photo : KBS News]