北韓で反米宣伝消える 米朝首脳会談の後

6月12日にシンガポールで行われた歴史的な米朝首脳会談の後、北韓ではアメリカを批判する動きがめっきり減っているもようです。
アメリカの声放送が平壌(ピョンヤン)に駐在する西側外交官の話として14日、報じたところによりますと、北韓では、もはや反米宣伝が聞かれなくなったとして、「これは北韓首脳部の政策転換によるものとみられる」としています。
また韓国や西側のメディアは、北韓旅行業者の証言や平壌(ピョンヤン)訪問の記事などを通じて、北韓が対外的に反米宣伝を自制している様子を相次いで報道しています。
北韓はこれまで、韓国戦争勃発日や休戦協定締結日のある6月と7月を「反米共同闘争期間」と命名して、毎年大掛かりな集会を開いてきましたが、ことしは一切行っていません。
[Photo : YONHAP News]