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米国務長官 北のウラン秘密施設を追求

ニュース2018-07-16
米国務長官 北のウラン秘密施設を追求

アメリカのポンペイオ国務長官が今月初めに訪朝して北韓の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長と会談した際、「ウラン濃縮施設を稼働させている」として北韓を追及したと、読売新聞が16日付で報じました。
読売新聞は複数の関係筋の話として、ポンペイオ長官は金英哲労働党副委員長に対して、「秘密のウラン濃縮施設を稼働させている証拠がある」として、事実関係を問いただしたということです。
また、「核施設や核弾頭を隠避し、ミサイル生産施設の拡張も進めているとの情報もある」として、追求したということです。
金英哲労働党副委員長はこうした指摘に対して、核施設や核弾頭を隠蔽した事実はなく、ウラン濃縮施設を稼動させたこともないと主張したということです。
また、ミサイル生産施設については、拡張しているのではなく、梅雨の大雨などに備えた補強工事だと主張したということです。
読売新聞は、ポンペイオ長官が非核化に向けた措置の早期着手を求めたのに対して、金英哲労働党副委員長は非核化の日程は提示せず、終戦宣言の早期発表を求めたとしました。
一方、アメリカのワシントンポストは先月30日、北韓は2010年から寧辺の核施設の倍以上の処理能力があるウラン濃縮施設を運用しているしてると報じました。
これについてアメリカの外交専門誌「ザ・ ディプロマット」は、問題の濃縮施設は平壌近郊の千里馬区域にあると報じました。
北韓外務省はポンペイオ長官と金英哲労働党副委員長の会談について、「アメリカ側の態度は非常に遺憾だ」とする談話を発表しています。

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